各部署の看護師のトップが、看護師長です。
通常その下には、主任や副師長と呼ばれる人たちがいます。
たいがいの師長は、何やってるのかわかりません。
もちろん、素晴らしい人も沢山います。
しかし、多くの看護師長と呼ばれる人達は、あまり賢くないです。
看護師の離職率は、アルバイト並とは、誇張しすぎですが、かなり高いと思います。
そもそも、1つの部署で、1つの病院で看護師になりたての頃から勤務していると言う方は、ほとんどいないのではないでしょうか。
そもそも、看護とは科学ですので、何故離職するのかという命題に対し、真摯に向き合うことが必要です。
真摯に向き合うとは、主にデータと向き合うということです。
そのデータと向き合うことで、色々な物事が見えてきます。
データだけでは、抽出できない事象に対しては、質的なアプローチを行います。
例えば、ある特定の職場での離職率が高い場合には、問題のある人がいるのかもしれない、といったデータから導き出された疑問を、さらに深堀りする作業になります。
ベイズの定理を簡単に説明すると、主観と客観の掛け算です。
サイコロを6回振って1がでる確率は1/6ですが、続けて1が5回も出た場合は、普通サイコロに細工がしてあるんじゃないか、と過去の経験より人間であれば気づきます。
それが主観になります。
頻度論者としての言い分は、統計に主観が入る事で、その数字のもつ意味を台無しにしているとも言われます。
例えば、架空の症例ですが、リハビリのスタッフが1人で頑張っているとします。
病院側は少ないので、募集をかけて新しいスタッフが入ってきます。
けれども、その部署のスタッフは3人連続でやめてしまいました。
確率論としてもおかしいですし、主観を持った人であれば、最初からいるリハビリスタッフに何か問題があるのではないか、と疑問を持ちます。
おそらく、その主観はただしくて、今後も同じような人材が入職してきたとしても同じ事を繰り返す可能性が高いです。
今回は、架空のリハビリスタッフを例に挙げましたが、看護師も同じことを繰り返しているといえます。
師長の特徴
ワンピースタイプの白衣になぜだか強いこだわりを持っている。
そして、割とピチピチの白衣にこだわりを持っている。
他者から見ると、ミシュランマンのようで、おかしい。
けれども、そのような師長に限って、かならず他人のファッションに厳しい。
休み希望が多いと、あからさまにキレだす。
体調不良で休むと、あからさまにキレだす。
体調不良で休むと、代わりの勤務はどこにしますか?と聞いてくる。
体調不良で休むと、お大事に・大丈夫?の一言もない(ナースなのに)。
熱があって体調不良だと伝えると、そこで休憩してて、必要なときに呼ぶから、といって休みをくれない
超過勤務が多いと、残業請求した分の修正をせっせと行う。
超過勤務が多いと、プレッシャーをやたらとかけてくる。
その結果、超過勤務請求をしないと、そのまま知らんぷり。
その結果、超過勤務請求をすると、時間外で呼び出され、仕事ぶりに問題があると、散々説教される。
説教された時間分の残響請求はもちろんできない。
病棟会という名の、全員強制参加のイベントが月に1回ある。
そのイベントは、その会議の瞬間に勤務をしているもの以外は、絶対参加しなければならず、夜勤明けの睡眠など全く配慮してくれない。
病棟会に参加しないものは、名前を公表され、翌月の勤務希望が出せなくなる。
ここまでくると、もはやおかしい。
昨今の働き方改革とか、全く無視。
なぜか、そういう人が看護師長になるんだなー。。。。。。
一体何の勉強してんだろうか、謎。
多分、マネジメントの勉強なんかしてない。
私が過去に読んだ、多分1000冊は超えるマネジメント関連の本をみると、師長が行っていることとは真逆のことしかどの本にも書いていない。
そりゃそうだと思う。
そんなマネジメントしていてううまくいくわけがない。
ということで、白衣の天使とか言われていますが、ブラック企業の代表です。
そして、次世代の師長は、もっとまともな人材を育てたいと思う次第です。
あらためて、ホントひどいですね。
看護師長って。
個人的には、仕事する上では、生産性さえ提示してくれればそれで良いと思います。
老害という言葉がまさしく適正で、そもそも高齢者にならないと師長になれない制度にも問題があります。
結局行き着くところは、その上の看護部長のマネジメントが良くないということになります。
組織のトップが良いと、その思想は必ず末端にまで伝播します。
伝播するようなアプローチを行っているから、伝播します。
そのような良い、トップは末端の看護師が困った時でも、親身になって話を聞いてくれます。
看護師は、駒の1つではありませんので、各看護師の特性や強みを活かし、世界一の看護を提供するために、日々努力することが必要です。
お願いとしては、そのやる気をへし折ることだけはやめていただきたい。
成長する機会のある若手の邪魔だけはしないでいただきたい。
そう、切に願います。