診療看護師(NP)と特定看護師

この議論は,色んなところで勃発しているようです.

 

まず,悪いのは診療看護師(NP)の方々になります.

法的には同じ資格認定制度であるにもかかわらず,そして自分たちは何の成果も示していないにもかかわらず,特定看護師との「差」をつけようとしています.

 

たしかに,自分たちが「上位」であることを誇りたいのでしょうが,残念ながら「上位」でもなんでもありません.

 

そもそも医療職種において,上とか下とかありません.

 

基本的には,並列であるべきです.

 

確かに看護師は,医師の指示がなければ治療的な介入の多くは介入することが出来ません.

しかし,ものは見方であり,異なる視点から看護師のアセスメントを発揮することで,主体的に活動することは可能です.

 

そもそも,診療看護師(NP)は医師会などの反対がありますが,なんでこんなの良い制度を理解してくれないんだ.

それは,既得権益だ,なんて言っています.

 

ちょっと待ってください.

特定看護師の方々に,貴方がたは同じことを言っていませんか?

 

特定行為看護師が,特定行為範囲内のことを行うと,診療看護師(NP)に「誰の指示でやったの」と言われたと聞いたこともあります.

 

そもそも,診療看護師(NP)の行っていることのほうが,よほどグレーゾーンです.

診療看護師(NP)こそ,誰の指示でやったの,という方が正しい認識となります.

 

わたしが言いたいのは,とにかく視野が狭すぎるということです.

優位に立ちたい,そのために勉強して大学院に行ったんだ.

そうかもしれませんが,貴方がたの知識や技術は大したことありません.

これは,事実なので仕方がありません.

 

英語の能力や論文を書く能力など,相対的に低いと言わざるを得ないでしょう.

 

何のための診療看護師(NP)の導入なのか,内省すべきです.

もっと医療の効率化のため,多職種と手を取り合い,成果を提示するのが本来の目的であるはずです.

 

その結果医療には「スキマ」があり,そのスキマを埋めてくれるのが,診療看護師(NP)であるはずです.

 

しかし,診療看護師(NP)だけでは埋めきれないスキマは沢山あります.

そのスキマを医療職全体で協働して,スキマは徐々に埋められていきます.

 

それぞれの強みは,レーダーチャートで突出していてもよいのです.

ただ,それぞれの強みを生かすことで,レーダーチャートは全体的に俯瞰すると円を描くようになります.

 

強みは大いに突出していても構いません.

ただ,態度だけは突出しないように気をつけてください.

繰り返しますが,貴方がたの知識や技術は大したことありません.

勘違いだけはしないように,本来行うべき仕事を全うしてください.

 

 

 

 

 

 

看護部は無能なのか?

結論

・人により対応を変えるのは,正解でもあり間違いでもある

・ただ,副業のための休暇を看護部として認めるのは大きな間違い

 

副業・複業は個人的には,大いに奨励されるべきことだと思っています.

個人で稼ぐ時代になっています.

お金の勉強をしていくと,そもそも会社員は税金を収めすぎだと気づきます.

個人事業主の場合は,税金をいわゆる青色申告で申請できます.

つまり,総収入 ー 事業で使った分 → 残りに税金がかかる仕組みになっています.

 

例えば,1000万円の収入があり,個人事業関連で500万円使った場合だと,残り500万円に対し税金が掛かる仕組みということです.

めちゃめちゃざっくりですが,そんな感じです.

 

 

一方で,会社員の場合は総収入に対して税金支払う税金が決まります.

給与明細をの総収入をみると,結構いい暮らしができそうに思います.

 

看護師の場合は,会社員ですので税金もそれなりに引かれます.

つまり,副業が推奨されます.

 

看護師の場合は,副業よりも複業が多い気がします.

たとえば,普通に勤務して休日など空いた時間に病院や施設でアルバイトを行うということです.

この場合は,当然体を動かしているときだけに給与が発生する仕組みです.

 

他には,看護のスキルを活かしてセミナーを行うことも副業の1種といえます.

当然この副業の時間は,空いた時間に行うということが前提条件になります.

 

ところが,この本来勤務をしている時間で副業を行っている人もいます.

看護部はなんと言っているかというと,宣伝になるから認めています.

 

これを聞いた時,卒倒しそうになりました.

 

もちろん宣伝になることは大いに奨励されます.

ただ,勤務時間を使い,出張と申請をし,出張先でも自分の施設でも給与が発生しているというのはどう考えてもおかしな話です.

 

こういう話を聞くと,看護部はやはり無能なんだなと思います.

 

もちろん1-2回の話でしょ,と思う人もいると思います.

そんな次元の話ではありません.

 

その結果どうなるかと言うと,勤務時間内に副業を行っている人は,給与を倍稼ぎます,

しかし,臨床で働いている人たちの意見としては,ほとんど臨床現場に来ないので正直まったく信頼されません.

 

どちらかと言うと,小遣い稼ぎに本業の業務に来ているくらい勤務時間も少ないです.

 

世の中には,大病院で勤務している人も,そんな人がいるのです.

 

当然周りの人はいい気はしないでしょう.

というか,そういったことは看護部がストップをかけるべきだと思います.

 

本業である臨床現場に迷惑をかけてまで,看護部は副業を推奨すること自体が間違っています.

 

診療看護師(NP)大丈夫か?と思われるのも当然です.

 

話は戻りますが,副業は大いに推奨されます.

が,勤務時間内に副業を行うそのやり方は大いに間違いだとわたしは思います.

 

いかがでしょうか・・・

診療看護師(NP)はスキマを如何に見つけ出すか

結論

・隙間とは,ブルーオーシャン

・医師がやりたがらない仕事は,診療看護師(NP)でも法制度の範囲内で上手に使うこと能力を発揮できるかもしれない

・指導医や指導してくれる立場の人に文句をいっても何も始まらない

 

隙間産業とはニッチ産業とも呼ばれます.

過去陽の光が当たらなかったところに,介入する.

まさにこれは,ブルーオーシャンです.

 

ブルーオーシャンとは,競合がいないことを示します.

その逆は,レッドオーシャンで,競合が多数いることです.

 

例えば,診療看護師は比較的ブルーオーシャンといえます.

ただ,ブルーオーシャンとするかどうかは,身の振り方次第です.

 

あくまでも資格は看護師なので,看護師と同じ仕事をしていては意味がありません.

看護師の資格に上乗せした,認定資格の良さを活かす事が必要です.

 

医師のマネごとがしたい人には向かないと思います.

一方で,過去陽の光が当てられてこなかった,いわゆる雑用の業務はときに効率的に機能します.

 

薬剤処方や毎日の包括指示の見直しなどがそれに当たると思います.

もっとも,薬剤に関しては薬剤師さんが行うのが,効率が良い気はしますが..

 

そもそも,診療看護師は薬剤の代行入力ができて,薬剤師さんは代行入力ができないわけではないけどあまりやらない.

この様なシステムは,あまり良くないと思います.

 

放射線技師さんの,造影剤投与ルートも同様です.

自分たちのリスクをとりたくない,というのが理由であれば全体を俯瞰したときにはあまり良い選択ではないかもしれません.

これが法的に,行ってはいけないことであれば,当然やめておいたほうがよいです.

 

これは,自動車の速度規制と似ています.

40km規制の道路を,40kmで走る人はあまりいません.

誤差の範囲内で,10km超過以内であれば警察も看過してくれると思います.

 

じゃあ,40kmの道路を50kmで走ってよいのか,と言われると本来はダメなわけです.

ただ,交通の乱れ(渋滞など)は発生するので,50kmで走ったほうが全体を俯瞰するとスムーズなのかもしれません.

ここでは,10kmの速度超過はしてもよい,と言っているわけではありませんので悪しからず.

 

このように,看護師が行って良い範囲というのがある程度決まっています.

けれどもそのルール(範囲)は,自分たちで決めたものではないですか?

 

物事は2言論ではうまくいかない事がおおいです.

2言論とは,YesとNoの2択というようなことになります.

回答としては,はいといいえの2択かもしれません.

 

しかし,はいといいえの間は本来グラデーションのはずです.

はい寄りといいえ寄りということになります.

その結果の回答が2言論というだけの話です.

 

最初から2言論で話を進めると全く噛み合わないことになります.

ある程度は相手の意見に耳を傾けつつも,総合的にある程度納得したところに落ち着ける事が必要です.

 

これを自分の主張ばかりを押し通そうとすると,嫌な思いをしながら物事を進めていくことになるので,モチベーションも上がらなくなるのは当然です.

 

人のやる気というのは,自律に依存します.

自分である程度組織の歯車として機能している,と感じることが重要です.

 

話をもどしますと,グレーゾーン(違法ではない範囲)に関しては,使い方次第です.

上手な使い方をすれば,医師の業務負担にもなりますし,診療看護師は看護師とはまた少し異なる働き方も可能になります.

 

特に医療業界は,変化を嫌います.

命を扱っているというのがその大きな理由です.

けれども,何事もチャレンジして解析しなければわからないことが多いです.

 

これを個人の感覚で判断してしまうと,大きな間違いになります.

個人の感覚はあくまでも,個人の感覚に過ぎません.

たとえるなら,バケツ一杯のゴマの1粒を見ているに過ぎません.

 

だからこそ,バケツ一杯のゴマからコップ1杯の集団としてのゴマを拾い上げ,分析する事が必要になるのです.

 

主観と客観は全く異なる事象を見ています.

主観がダメというわけではなく,どちらも大事という話です.

 

これがベイズ理論になります.

過去の統計学は,頻度論が全てだとされていました.

ベイズの功績は,頻度論に主観を取り入れたことになります.

相当なバッシングを浴びた様ですが,長年の歳月を経て近年では主要な手法で日常になくてはならないものとなっています.

 

診療看護師も客観的に物事を見つめ,解析を行うことが必要です.

診療看護師(NP)の研修医への文句

結論

研修医は仲間です

研修医は,法的に診療看護師よりも地位を確立しています

もう少し,身の施し方をわきまえてください

 

診療看護師さんも,少しできるようになると,イキりがちな人がいます.

研修医は,働き始めて1-2年です.

研修医でも,できる人もいればできない人もいます.

 

それは,どこの世界でも同じです.

 

できない人を含めて,みんなで育てる事が必要だと思います.

将来,立派な医師になったときにも頼りになる存在になるはずです.

 

研修医へのアンケートで辛辣なコメントを寄せているようでは,先を見据えていないのと同じです.

 

研修医へ辛辣なアンケートを送付した結果,どうなるのでしょうか?

 

もちろん,もう少し頑張ろうと思う人もいるかも知れません.

けれども,ネガティブな結果だけを寄せられても,この人たち(診療看護師)とは協働したいとは思わないのではないでしょうか.

 

さらには,診療看護師の場合はグレーゾーンを攻めて活動している状況です.

当然,医師の指示のもと活動していることにはなります.

ただ,そのグレーゾーンを公にされると自分たちの首を締めることにもなりかねないと考えます.

 

診療看護師の人たちに言いたいことは,とにかく先を見据え,全体を俯瞰してください.

貴方がたの自由気ままな発言で傷つく人はたくさんいますし,結果として自分に必ず帰ってきます.

 

もう少し賢い選択ができるようになってください.

 

嘘を言いなさい,と言っているわけではありません.

協働しているのには訳があり,建設的なコメントを寄せてください.

 

レンガの話があります.

一人目は,レンガを積み上げていますと答えます.

二人目は,壁を作っているとこたえます.

三人目は,教会を作っていると答えます.

 

何を見据えているかで,貴方がたの行動は見られています.

謙虚さとは賢さだと思います.

 

能ある鷹は爪を隠すとも言います.

積極的にコメントを寄せることが必ずしも良いとは限りません.

繰り返しますが,もう少し賢い選択をされてくださいませ.

新人診療看護師(NP)の誤謬

結論

まずは,仕事できるようになろう

他者の文句ばかり言ってないで,自分は何ができるのか客観的に考えよ

 

 

今年の診療看護師さまたちは,文句がとにかく多いです.

研修が始まって,数日・・・・なのですが・・・

 

指導医の教え方が悪い.

先輩診療看護師に嘘を教えられた.

思っていた研修環境じゃない.

 

 

これって,そもそも社会人として,人間としてどうなんでしょうか?

そして,これらの意見に真剣に取り合っている,先輩診療看護師の頭の中はどうなっているのでしょうか?

 

端的に,(表現は悪いですが)バカなんじゃないのか?と思ってしまいます.

 

そもそも,研修が始まって数日なのに,指導医の教え方が悪いとか,頭おかしいとしか思えないのですが・・

筆者の老害化もあるとは思いますが,それにしても,ひどいんじゃないか,と思います.

 

そもそも,電子カルテの使い方すらわからないのに,研修環境が悪すぎる,という意見は絶句です.

 

仮に,100歩譲って研修診療看護師の意見が正しいと仮定しましょう.

とはいえ,まだ数日しか研修していないのに,何が分かっているのでしょうか???

分かったつもりになっているのでしょうか??

 

わたしも少し話したことはありますが,確かに「僕はできる!」感が半端ないです.

そして,「嘘を教えられている」という意見から,筆者の意見もどうせ嘘だと思っているんだろうな,とは思います.

じっさい,その様な態度を取っています.

 

調子乗りすぎなんじゃないのかな.

たしかに,新卒にありがちな行動なのですが,それにしても謙虚さのかけらも無いとはこのことか,と新年度早々に実感しております.

 

先輩診療看護師が聞かれることは,電子カルテの使い方,だけです.

そもそも,先輩診療看護師には医療的なことは全く期待しておらず,「俺できるから」感が伝わってきております.

 

先輩診療看護師が気づきあげてきたスタイルを崩されると,全体の心象にも影響を与えます.

 

診療看護師のキーワードとして,謙虚や自立・自律などがございます.

まず,信頼を得るためにはもう少し時間が必要なのではないでしょうか.

 

そして,新人診療看護師に加担している,一部の診療看護師も研修医に文句ばかり言っていないで,内省すべきかとおもいます.

 

筆者も時々,言ってはいるのですがもはや会話にならなくなってきております.

そろそろ,辞め時なのかもしれません.

診療看護師(NP)の誤謬

結論

  • 手技ができる様になったからと言って,偉いわけではない
  • 研修医などに横柄な態度を取るのは絶対的に間違い
  • 共同している医療者は仲間であるという認識が必要

 

例えば,診療看護師はPICCという末梢挿入式中心静脈カテーテルの留置ができます

この行為自体は,とても有意義で医療の変革と言ってもよい事象の1つといえます

ただ,ある看護師はこの行為ができて,ある看護師はできないというと,できる看護師は偉いと勘違いしてしまいがちです

 

この様な横柄な態度をとる診療看護師の場合は,往々にして客観的に自分を見つめるメタ認知が不足しています.

わたしは,こんだけやっている,なんでこれが準備できていないの,という話になります

 

そして,できる人は侵襲的な行為だから,じゃあさらに特別な認定制度を創ろうという話になります.

これは本来,とてもよい話だと思います.

侵襲的な処置は,上手な人がやるというのが医療の鉄則です.

 

医者だから中心静脈カテーテルの挿入ができないといけない,わけではありません.

特に病院の場合は,沢山の医療従事者がいますので,得意な人がその処置を行えればなんの問題もありません.

 

ただ問題になるのは,医療全体を見据えていないということです.

たとえば,特定の人しかPICCの留置ができない場合誰が困るかと言うと,戦略が甘ければ双方にとってデメリットしかなくなってしまう可能性があります

 

たとえば,認定者が少ない場合,養成件数が多くなるほど対応が困難になります

特に集中治療室では,採血や点滴を目的としたルート確保がPICCで行われます

 

話はそれますが,PICCの利点はCVP(中心静脈圧)をモニタリングできること

加えて,高濃度の中心静脈栄養などが投与できること

さらに中心静脈血酸素飽和度が測定できる

1本のルートで,2つや3つのルートが使える事など,様々な利点があります

 

当然副作用もあり,血栓や感染がその代表です.

 

すなわち,重症患者さんになるほど,PICCの入れ替えは頻繁に行われる傾向にあります.

そのたびに,PICCを挿入を認定された人に連絡をして留置してもらうことになります.

 

加えて,PICCを留置できる人は集中治療の専門家ではありません.

一般的に,集中治療室での侵襲的処置は慣れた人が行うべきとされています.

 

限られた資源を有効に活かすためには,損益計算と同じく需給バランスを見据えることが重要です.

例えば,PICCの需要と供給が釣り合う場合は,それでよいのですが,需要過多になる場合は大きな問題です.

 

さらに集中治療室の患者さんは,急ぐ場合が多いです.

いま,病棟の人対応しているので後にしてください,ということが通用しない場合が多い訳です.

 

けれども集中治療の専門家ではない人たちがこの様な制度を創ってしまうと,双方に問題が生じます.

PICCを留置してくれるのはとてもありがたいのです.

 

ただ,多くの人は「そこ」にアイデンティティを見いだせないのも事実です.

PICCが好きな人は,「そこ」にアイデンティティを見出しています.

そのへんの乖離もあります.

 

まとめると,PICCを留置できる人は偉いというその認識を見直すべきです

そして,準備や片づけはある程度できるようになりましょう.

偉そうに,準備ができていない,片付けよろしく,では良くないような気がしています.

診療看護師(NP)の新入職の方へ

結論

  • 医者のような仕事ができると思うな
  • そもそも,あなたには医行為を行える法的後ろ盾はない
  • 研修医は敵ではなく味方である
  • 指導医を馬鹿にするのではなく,自分で何ができるかを考える

 

 

なんでわたしがこの様な記事を書こうと思ったのかというと,新人診療看護師(NP)からの「文句」が気になったからです.

「わたしはこんな事がやりたくて診療看護師になったのではない」

そんな事言われても,それはあなたの感想に過ぎません.

そもそも,あなたは医者ではありません.

医者の真似事がしたいのであれば,医者になればよいのです.

けれども,文句をいう診療看護師に限って「医者じゃなくて診療看護師だからこそできることがあるんです」といいます.

 

それはどういうことかというと,研修医に文句を言うことであったり,指導医の教育体制に対して文句を言ったりすることです.

 

色んな本に書いてあるのですが,他人を変えることは無理です.

これが前提です.

ただし,自分が変わることで他人を変えることはできるかもしれません.

 

これを,コヴィー先生はインサイドアウトとアウトサイドインと表現しています.

インサイドアウトは,自分が変わることで他者に影響を与えることです.

アウトサイドインは外側,つまり他者に向かって行動を変えようとする行為のことです.

 

指導医に文句を言っている診療看護師は,アウトサイドインです.

つまり,今後何も成長できません.

年月とともに,スキルや知識は向上するかもしれませんが,本質としての在り方は何も変わりません.

 

指導医のスタイル多種多様です.

診療看護師の場合は,指導医により指導が行われます.

そこで,指導医からの指導体制が甘いと文句をいいます.

 

けれどもよく考えてみてください.

ほんとに,良い指導医がいないと自分は成長できないのですか?

それは,自分次第なのではないですか?

 

自分の身の回りにには,Up to dateをはじめとした,最新のテキストが身近にあるはずです.

それらのテキストを駆使して,自分で色々と考えることはできるはずです.

 

わたしの以前のボスは,研修先が希望の病院ではありませんでしたが,そこで腐らずにマニュアル作成や,外部の高名な先生と連絡をとり現在では大成されています.

 

この以前のボスの立ち振舞を考えると,研修先ではなく自分次第だ,と思うようになりました.

たしかに有名病院での研修を終えた医師は,ある程度できます.

けれども,自分自身で切り開いた道には到底叶いません.

 

診療看護師も同じです.

 

そもそも,診療看護師として仕事ができる時点でありがたいと思うべきです.

仕事がないのではなく,仕事は見つけるものです.

そして,医療には必ず隙間があります.

その隙間にコミットすべく,診療看護師が役に立つことは沢山あります.

 

まだまだ,診療看護師として仕事をしている人は少ないと思います.

そもそも,法的に養護された資格でもありません.

そのため,病院単位での活動にはなります.

 

ただ,昔の人達はすこしづつ自分の手で切り開いて今の地位を確立しています.

老害的な発言ですが,とても甘いです.

近年のZ世代やY世代には,その様な言い方はしたくありません.

 

ただ,診療看護師の場合は繰り返すように,資格は看護師です.

指導医に文句を言う前に,内省すべき事は沢山あるはずです.

 

そして,これから働くにあたって.

 

準備はなるべく自分でしましょう.

ナースに準備を任せて,あれが足りないだのこれが足りないだの,言うのは簡単です.

あなたは,そんなに偉くなったのですか?

 

ナースに指示を出したら,それで確実にやってもらえるとは思わないでください.

ナースは,病院中で最も多忙です.

その多忙さを分かるのが診療看護師ではないでしょうか.

ナースの負担となるような指示は必ず毎日見直しましょう.

不必要な体重測定や尿量測定などは,アセスメントしナースが働きやすい環境を提供してください.

 

そして,指示を出すだけではなく,自分自身で採血などに参加してください.

例えば,熱が出た場合はワークアップとして,血液・尿・痰の培養と胸部X線撮影を通常行うと思います.

その際に,採血の手伝いなど時間があれば積極的に手伝うようにしてください.

繰り返しますが,ナースは多忙です.

そして,コンタミ防止のためにも,特に血液培養の採血をできる時はなるべく自分で行ってください.

 

点滴なども同じです.

日中に与えられた時間は約8時間です.

その8時間で,介入して評価をして夜勤に申し送りをする必要があります.

例えば,朝一番に自発呼吸トライアル(SBT)を行えば,午前中には抜管できます.

SBTが午後にずれ込めば,再挿管への対応も遅くなります.

抗菌薬なども,こちらが考える投与時間とは大きな乖離が生じる可能性があります.

自分で投与するくらいの気概が必要なのはいうまでもありません.

 

仕事は朝一に終わらせる.

ナースには迷惑をかけないような指示出しをしてください.

明日の点滴や採血が決まっている場合は,朝一で出してください.

仮に変更になる場合は,変更された箇所のオーダーを削除すればよいだけです.

もしこの方法がナースから評判が悪い場合は,方法を考える必要がありますが,ナースはとにかく指示が無いと困ります.

 

包括指示も毎日見直す

ADLがいつまでもベッド上だったりしていませんか?

指示は毎日出し直すものです.

ナースからバイタルや尿量測定をおろせませんか(回数を減らす)と言われたときは,あなたの負けであることが大半です.

もちろん必要だから行っているものかもしれません.

ただ,ナースの判断は大抵正しいです.

なんでかというと,患者さんに最も近いからです.

そもそも,尿量は2時間とか4時間おきに見る必要がどのくらいありますか?

きちんとアセスしていますか?

尿量が出ないと何が困るんですか?

ちゃんと考えてから指示を出してください.

 

他にも言いたいことは沢山あります.

まず入職して数日しか経過していないのに,文句が多すぎます.

文句を自分たちの中だけでの愚痴であればよいのですが,公式な文句としている事が問題です.

これは,日本の悪しき習慣をわたしが踏襲しているのかもしれません.

ただ,自分で選択した施設で数日働いて,何が分かるんですか?

あなたは,数日働いて指導医をジャッジする立場にあるんですか?

ちょっと,大丈夫ですか?と思いたくなる気持ちにもなります.

看護師資格で働いている現状をもっと"ちゃんと"理解されてください.