①関係者が集まり、討論・相談や決議をすること。また、その会合。
②一定の事柄を相談し決定すための期間。
という意味のようです。
病院にも、いろいろな会議があります。
多くは、会議としての意味をなさない会議が多くをしめます。
看護師ですと、病棟会といったものが多くの病院で月に1回程度開催されていると思います。
この「病棟会」は、時間外で行い、全員参加というものが多いように思います。
もっとも、先進的な病院ではこの限りではありませんが。
この会議の何が問題か、といいますと。
・時間外に開催されている
・時間外勤務としての、超過勤務が請求され支払われている
・そもそも、会議自体の体をなしていない
・全員(強制)参加(夜勤明けでも参加)
などの問題点があがります。
例えば、時間外勤務として、この病棟会が2時間だと仮定します。
参加者が50名だと仮定します。
1時間あたり、2000円の超過勤務と仮定します。
50名x2000円x2時間=20万円
1時間2000円は、少し高いかもしれませんが、1回の会議にこれほどの支払いがなされていることを管理者は自覚してください。
超過勤務の申請理由としても、病棟会となっているはずですので、もう少し考えましょう。
とはいえ、病棟運営にあたり、貴重な話し合いが行われているのであれば、その超過勤務申請もある程度容認せざるを得ないのかもしれません。
が、そうではないのが、大きな問題です。
ただの、伝達事項で終了だったり。。
そんなの、読めば多くは分かります。
また、他人の時間を束縛するのは非常に、よろしくないと思います。
病院に住んでいるのならまだしも、通勤時間や準備の時間を考慮すると、病院に来るだけでも多くの時間を浪費していることになります。
会議をやるのであれば、きちんとやりましょう。
成果を示しましょう。
成果を示すには、質の測定が必要です。
その質を毎月評価し、次月への課題等を話し合うのであれば、多少会議らしくなると思います。
今月は先月よりも、前進していなければなりません。
来月は今月よりも、前進していなければなりません。
そうでなければ、内省が不足しているということです。
仮に、前月のほうが良い結果の場合もあると思います。
その時は、また測定したデータを吟味することが必要です。
看護師の場合は、演繹法以前に、思い込みが強い方が多い気がします。
もう少し、客観的証左を日常に取り入れる工夫が必要だと思います。
会議は、その会議の在り方をきちんと吟味することが必要です。
会議の乱立で、患者さんを中心とした医療において、現時点での正しい医療を提供できていないのであれば、それは問題です。
何事も、考える。
極論が必要だと思います。