診療看護師の個人差

同じ免許でも、個人差は生じます。

たとえば、運転免許。

同じ免許証ですが、運転が上手な人もいればわりと上手ではない人もいます。

 

運転が下手な人は、2つに大別できるとおもいます。

1つは、免許をとって間もない人。

2つ目は、免許をとってある程度経過しているけど、繰り返し事故を起こす人など。

 

運転には、慣れが必要ですので、慣れれば基本的には誰でも普通に運転できる様になります。

 

運転することでお金をもらっている人もいます。

つまり、運転のプロと呼ばれる人たちです。

タクシーやバスの運転手、レーサーなどです。

 

けれども、タクシーやバスに乗って感じるのは、個人差が激しいということです。

車は同じでも、乗客をのせているとは思えない運転をする方もいます。

かたや、乗客の事をおもって運転しているのが、伝わってくる方もいます。

 

看護師も同じです。

同じ看護師免許。

初心者は下手なのが当たり前。

けれども何年たっても下手な人がいる。

これは、プロとして失格である。

もしくは、上司の教育が失格である。

 

人を相手にする以上は、自律しているということが前提になります。

けれども、医療界には自律していない方が多いです。

 

診療看護師も同じです。

診療看護師の、テーマとして自律があります。

自律していない人間が、権限だけを与えられると混乱や葛藤しか生みません。

医師など、他職種でも同様ですが。

 

医療職は、そもそも専門家の集団です。

これほど、国家資格を保持している集団は通常ありません。

 

組織としても、そろそろ資格ではなく、人で選ぶ事をより強調する事が必要だと思います。

 

診療看護師は、看護師であったものが、一部の診療行為を行うという事も多くの障壁を抱える問題であると思います。

「あの人看護師なのにー」って言われます。

だからこそ、自律した態度が必要になります。

 

自立した診療看護師には自律が必要です。

そんな診療看護師を養成する。

重要な課題であり、次のステップだと思います。