「看護師免許は、自由へのパスポートである」
参加した、セミナーで言っていました
一般的に、看護師免許を取得すると、ほとんどの方が、病院で看護師として勤務することとなります
また、保健師・助産師よりも少ない人数だとは思いますが、大学院へ進学します
臨床系ですと、「専門看護師」「認定看護師」が多いと思います
最近は、「診療看護師」も増えてきています
多分まだ、かなり少数ですが、周麻酔期看護師(麻酔管理を行う看護師)もいるようです
ちなみに、専門・認定・診療と名のつく看護師は、「非国家資格」となります
また、さらに少数ですが、「大学院博士課程」へ進学する方もいます
博士課程をでると、多くは研究者となるため、臨床現場である病院で見かけることは、ほとんど、ないと思います
さらに、セミナーでは、看護系技官、地方自治体、検疫官、産業保健師・産業看護師、添乗看護師、訪問看護師、一般企業看護師、大学教員、研究職、養護教諭等の話もありました
さらにさらに、修士コースでは一般的かもしれませんが、公衆衛生学修士(MPH)や経営学修士(MBA)の説明もありました
このように、何も知らないと、看護師として病院でのキャリア形成のみの道筋で考慮しがちな、看護師免許ですが、要は使いようということがわかります
看護師だからといって、病院で看護師としてだけ働くのは、多分もったいないと思います
今回のセミナーで紹介しきれていない、看護師のキャリア形成もあると思います
医療の世界は、比較的枠からはみ出さないような、マネジメントをしがちです
枠に問わられない考え方は大事だと思います
きっと、景色は異なります
看護師x病院が一般的な看護師だとします
看護師x企業も、ありだと思います
つまり、シナジーということです(シナジーとは1x1= 1以上ということです)
看護師x病院以外という選択肢も、多いにありだと思います
情報は、自ら取りに行くものです
しかし、通常の正規ルートで看護師になった方は、このようなキャリア形成について、教わってきていないはずです
歴史は繰り返さないために学びます
同じ過ちを繰り返さないためにも、この様な看護師のキャリア形成を考えるセミナーは重要であると思います
本来であれば、大学等の看護師養成課程で、論じられるものであると思います
大学の先生は、海外経験のある方もいらっしゃいます
博士過程を終えている大学の先生も、多くいらっしゃいます
だからこそ、看護師としてのキャリア形成に、より広く・より深く、携わってほしいなーと思います
セミナーの冒頭で、「手を見て欲しい」と仰っていました
この手で救ってきた命がたくさんある
この手で触れてきた患者さんは、数万人単位である
けれども、この手で取りこぼした命もある
筆者は、最近、同じ年齢の方の、命を、この手から取りこぼしました
同じことが起きないように、共有し、内省する態度を持ちたいと思います